【上島竜兵の伝説1】
ある日、上島竜兵が居酒屋で飲んでいると、見知らぬサラリーマンが話しかけてきた。
「上島さん、やっぱり生で聞きたいです! あれ、お願いします!」
酔っていた上島は、ニヤリと笑いながら立ち上がると、
店内のど真ん中で大声で叫んだ。
「押すなよ!? 絶対に押すなよ!!!」
もちろん誰も押さない。
すると上島、ひと呼吸おいてから自分でテーブルに突っ込み、豪快に転倒。
店内は大爆笑、見知らぬサラリーマンは涙を流して笑い、
周りのお客さんから拍手が起こった。
店のマスターが「さすがですね」と声をかけると、
上島はグラスを掲げながら一言。
「芸人ってのは、どこでも笑いを取らなきゃいけないんだよ!」
こうしてまたひとつ、伝説が生まれた。
【上島竜兵の伝説2】
ある日、飲み会の席で後輩芸人がふざけて言った。
「上島さん、そろそろ“押すなよ”以外のギャグも欲しいですよね?」
すると上島、少し考えてから真剣な顔でこう言った。
「……押してくれ。」
「えっ?」と戸惑う後輩たち。
次の瞬間、上島は自分から豪快にひっくり返り、
テーブルに頭をぶつけながら大崩れ!
周りは大爆笑、先輩芸人たちまで涙を流して笑い、
誰かが思わず叫んだ。
「結局“押すなよ”が最高なんだよ!!!」
上島はドヤ顔でビールを飲み干し、
何もなかったように一言。
「こういうのは、一生やるんだよ。」
芸人魂、ここにあり。
【上島竜兵の伝説3】
とあるバラエティ番組のロケで、上島竜兵が滝に打たれる企画があった。
滝の前に立ち、寒さに震える上島。
スタッフが「準備いいですか?」と聞くと、上島は渋い顔でこうつぶやいた。
「いやだなぁ……寒いし、痛いし、帰りたいなぁ……」
場の空気が緊張する中、
ディレクターが「じゃあ、やめますか?」と気を遣うと、
上島は突然滝にダイブ!
そして滝に打たれながら、絶叫。
「やめるわけねぇだろぉぉぉぉ!!!」
スタッフ爆笑。共演者も大喜び。
ロケ終了後、若手芸人が「なんであんなに嫌がってたのに飛び込んだんですか?」と聞くと、
上島はタオルで顔を拭きながら、ニヤリと笑って一言。
「だって、こっちのほうが面白いじゃん。」
これぞ、芸人の中の芸人。