「離婚を考えています」—そう打ち込んだ夜

「もう無理かもしれない…」

そう思いながら、私はスマホを手に取り、「離婚 相談」と検索した。

夫と結婚して7年。2人の子どもにも恵まれ、周りからは「幸せそうな家庭」と思われていたと思う。でも、本当はずっと我慢していた


「最初は小さな違和感だった」

夫とは職場恋愛だった。付き合っていた頃は優しくて、何でも話を聞いてくれる人だった。

でも結婚してしばらくすると、「俺は仕事で疲れてる」「家のことはお前の役目」 という態度が増えた。

私も共働きでフルタイム勤務なのに、育児・家事はほぼワンオペ。

仕事を終えてヘトヘトになって帰宅すると、夫はソファでスマホをいじりながら、「ごはん、まだ?」

最初は 「私が頑張ればいいんだ」 と思っていた。でも、ふと気づいた。

「私のこと、家政婦だと思ってる?」


「限界を迎えた瞬間」

決定的だったのは、子どもが高熱を出したとき。

私は仕事を休んで看病し、夜も付き添いでほぼ寝ていなかった。でも翌朝、夫は普通に起きて、何の言葉もなく出勤しようとした。

「ちょっと待って…あなた、私に『大丈夫?』って一度も聞いた?」

そう言うと、夫は驚いた顔をした後、ため息をついた。

「なんでそんなことで怒るの?」

いや、怒ってるんじゃない。

ただ、私は家族として大切にされていないんだなって気づいただけ


「離婚の相談、どこにする?」

友人に話してみても、
✅ 「でも子どもがいるでしょ?」
✅ 「みんな我慢してるよ?」
✅ 「離婚したら大変じゃない?」

そんな言葉ばかりが返ってきた。

分かってる。
簡単に離婚できないことも、子どもに影響があることも。

でも、このまま何年も「ただの便利な存在」として扱われる人生が、私にとって幸せなのか?

夜中、検索窓に「離婚 相談」と打ち込んだ。


「初めての相談」

無料の相談窓口があることを知り、思い切って電話してみた。

「すみません、離婚について相談したいのですが…」

声が震えた。でも、相談員の人は優しく、私の話をじっくり聞いてくれた。

「あなたが今、一番つらいのはどこですか?」

「……大切にされていないと感じることです。」

その言葉を口にした瞬間、涙が止まらなくなった。


「私はどうしたい?」

相談の結果、すぐに離婚するのではなく、まずは**「話し合い」** をすることにした。

夫に、私の気持ちを正直に伝えよう。
もし改善されなかったら、もう一度考えよう。

そう決めたことで、少し気持ちが楽になった。


「離婚はゴールじゃない」

「離婚したほうがいいのか」ではなく、「私はどう生きたいのか」 を考えることが大切なんだと気づいた。

今、私は夫と話し合いを進めている。結果がどうなるかは分からない。

でも、一歩踏み出せたことは、確実に自分の人生を変える一歩だった。


🌿 もし、あなたが離婚を考えているなら

一人で抱え込まないこと
相談できる場所を探すこと(無料相談窓口、弁護士、カウンセラー)
「自分がどう生きたいか」を考えること

「もう無理かもしれない…」と思ったら、一度立ち止まって、あなたの気持ちを大切にしてほしい。

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